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お洗濯の日|手編みニットのお手入れ

お洗濯の日|手編みニットのお手入れ

自由に編み続ける私たちのクローゼットの中はセーターでいっぱい。冬になると、毎日のように手編みのニットを着ています。 今日は、そんなニットの「お洗濯の日」。どんなふうに手編みのものを洗っているのか、いつものお洗濯ルーティーンをご紹介します。 今日洗うのは、Diamond Aran Cardigan。たくさんのアラン模様が入った、お気に入りのカーディガンです。 * * ニットは、どのくらい洗う? 冬のニットは、実はそんなに洗っていません。 汗をかいたり、カフェやごはん屋さんに行って、なんとなく食べ物の匂いがついたり。「そろそろ洗おうかな」と思ったタイミングで洗っています。 ずっとしまっていてシワが気になるときや、洗うほどではないときは、スチームアイロンでお手入れすることも。 蒸気をふわっと通してあげるだけで、シワが伸びて、ついてしまった匂いもずいぶん気にならなくなる気がします。 羊毛は基本的に汚れを弾いてくれるので、必要以上に洗わず、でも気になったときにはきちんとお手入れする。 そんな感じで付き合っています。   今回ご紹介する方法は、あくまで私が普段行っているお手入れ方法です。 毛糸の素材によって適した洗い方は異なりますので、毛糸のタグに記載されたお手入れ方法を確認しながら、ご自身の判断で行ってくださいね。   まずは、毛玉を取る せっかくきれいにするので、まずは毛玉のお手入れから。 よく擦れる袖や脇、バッグが当たるところなどを中心に、毛玉取りブラシを使って取っていきます。 着ているうちに少しずつ毛羽立ってきたニットも、毛玉を取るだけでずいぶんすっきり。少しお手入れするだけで、またきれいな表情に戻ってくれます。 水で予洗い 毛玉が取れたら、洗面台に水を溜めて、ニットをゆっくり浸します。 厚みのあるウールのニットは、最初はなかなか水を吸ってくれません。上からやさしく押しながら、少しずつ全体に水を含ませていきます。   しばらくすると、ふわふわだったニットが水を含んで、ずっしり。そして、水に浸してみると、羊毛の汚れが意外と出てきます。 水が濁ってきたら、新しい水に入れ替えます。ゴシゴシ擦ったり、揉んだりはせず、水の中でゆっくり押すくらい。汚れ具合を見ながら、必要であれば何度か水を替えます。 洗剤を入れる 予洗いが終わったら、もう一度きれいな水を溜めます。...

お洗濯の日|手編みニットのお手入れ

自由に編み続ける私たちのクローゼットの中はセーターでいっぱい。冬になると、毎日のように手編みのニットを着ています。 今日は、そんなニットの「お洗濯の日」。どんなふうに手編みのものを洗っているのか、いつものお洗濯ルーティーンをご紹介します。 今日洗うのは、Diamond Aran Cardigan。たくさんのアラン模様が入った、お気に入りのカーディガンです。 * * ニットは、どのくらい洗う? 冬のニットは、実はそんなに洗っていません。 汗をかいたり、カフェやごはん屋さんに行って、なんとなく食べ物の匂いがついたり。「そろそろ洗おうかな」と思ったタイミングで洗っています。 ずっとしまっていてシワが気になるときや、洗うほどではないときは、スチームアイロンでお手入れすることも。 蒸気をふわっと通してあげるだけで、シワが伸びて、ついてしまった匂いもずいぶん気にならなくなる気がします。 羊毛は基本的に汚れを弾いてくれるので、必要以上に洗わず、でも気になったときにはきちんとお手入れする。 そんな感じで付き合っています。   今回ご紹介する方法は、あくまで私が普段行っているお手入れ方法です。 毛糸の素材によって適した洗い方は異なりますので、毛糸のタグに記載されたお手入れ方法を確認しながら、ご自身の判断で行ってくださいね。   まずは、毛玉を取る せっかくきれいにするので、まずは毛玉のお手入れから。 よく擦れる袖や脇、バッグが当たるところなどを中心に、毛玉取りブラシを使って取っていきます。 着ているうちに少しずつ毛羽立ってきたニットも、毛玉を取るだけでずいぶんすっきり。少しお手入れするだけで、またきれいな表情に戻ってくれます。 水で予洗い 毛玉が取れたら、洗面台に水を溜めて、ニットをゆっくり浸します。 厚みのあるウールのニットは、最初はなかなか水を吸ってくれません。上からやさしく押しながら、少しずつ全体に水を含ませていきます。   しばらくすると、ふわふわだったニットが水を含んで、ずっしり。そして、水に浸してみると、羊毛の汚れが意外と出てきます。 水が濁ってきたら、新しい水に入れ替えます。ゴシゴシ擦ったり、揉んだりはせず、水の中でゆっくり押すくらい。汚れ具合を見ながら、必要であれば何度か水を替えます。 洗剤を入れる 予洗いが終わったら、もう一度きれいな水を溜めます。...

パターンを書く前に、編む。| 自由に編むこと、パターンを書くこと

パターンを書く前に、編む。| 自由に編むこと、パターンを書くこと

  まずは自由に編んでみる。気になったところはほどいて、また編む。 その繰り返しの中で、「これはかわいい!」と思える形に出会えたとき、ようやくパターン作りが始まります。 だから私たちにとってパターンは、設計図というよりも、「編んできた道のりを振り返る記録」のような存在なのかもしれません。 * * パターンなしで編むことから始まったものづくり 私たちがパターンを見ずに編み始めたのは、セーターを2着編み終えた頃でした。 デンマーク留学で出会った編み物は、とにかく自由。現地の友人たちはパターンを見ずに思い思いのものを編み、その作品を当たり前のように楽しそうに身につけていました。 「編み物って、こんなに自由なんだ。」その光景は、今でも忘れられません。   糸一本から好きな形を作っていく。決まった答えがあるのではなく、手を動かしながら形を探していく。 そこには無限の可能性がありました。   帰国後、その自由な編み物をInstagramで発信するようになり、「もう一度自分でも編めるように」と書き残したメモが、今のパターン作りの始まりです。 もちろん、作り方なんて知りませんでした。すべて独学の、見よう見まね。 だから今でも試行錯誤の連続。正解のない道をただひたすら歩いています。   私たちのパターン作り ものづくりの流れは、とてもシンプルです。 ① 好きなように試作品を編む(軽くメモを取りながら)↓② 「かわいい!」と思えたら修正点を考える↓③ 納得できるまで編み直す↓④ パターンを書く↓⑤ パターンを見ながらもう一度編んで確認↓⑥ テストニット↓完成 1行程づつ見ていきます。   ①...

パターンを書く前に、編む。| 自由に編むこと、パターンを書くこと

  まずは自由に編んでみる。気になったところはほどいて、また編む。 その繰り返しの中で、「これはかわいい!」と思える形に出会えたとき、ようやくパターン作りが始まります。 だから私たちにとってパターンは、設計図というよりも、「編んできた道のりを振り返る記録」のような存在なのかもしれません。 * * パターンなしで編むことから始まったものづくり 私たちがパターンを見ずに編み始めたのは、セーターを2着編み終えた頃でした。 デンマーク留学で出会った編み物は、とにかく自由。現地の友人たちはパターンを見ずに思い思いのものを編み、その作品を当たり前のように楽しそうに身につけていました。 「編み物って、こんなに自由なんだ。」その光景は、今でも忘れられません。   糸一本から好きな形を作っていく。決まった答えがあるのではなく、手を動かしながら形を探していく。 そこには無限の可能性がありました。   帰国後、その自由な編み物をInstagramで発信するようになり、「もう一度自分でも編めるように」と書き残したメモが、今のパターン作りの始まりです。 もちろん、作り方なんて知りませんでした。すべて独学の、見よう見まね。 だから今でも試行錯誤の連続。正解のない道をただひたすら歩いています。   私たちのパターン作り ものづくりの流れは、とてもシンプルです。 ① 好きなように試作品を編む(軽くメモを取りながら)↓② 「かわいい!」と思えたら修正点を考える↓③ 納得できるまで編み直す↓④ パターンを書く↓⑤ パターンを見ながらもう一度編んで確認↓⑥ テストニット↓完成 1行程づつ見ていきます。   ①...

紡いだ糸で、猫への贈りもの

紡いだ糸で、猫への贈りもの

編み物が大好きな私たちですが、まだまだ知らない世界がたくさんあります。 普段は、思い浮かんだ形をパターンに頼らず自由に編み進めるのが好きで、セーターを作ったり、カーディガンを作ったり・・・心のままに作品づくりに夢中になってきました。 その一方で、糸を紡いだり、植物で染めたりと、素材づくりから始まる手仕事にはなかなか挑戦する機会は無く、なんとなく時間が過ぎていきました。でも実は、ずっとずっと憧れていたのです。   そんな中、思いがけず素敵な機会が訪れました。 先日スウェーデンを旅した際、友人が通うカペラゴーデンで、羊毛を糸にする体験をさせてもらったのです。 カペラゴーデンは、テキスタイルや木工、ガーデニング、ビルディングメンテナンスなど、暮らしにまつわるデザインを学ぶ学校です。 けれど、日本で思い浮かべる「学校」とは少し違いました。 先生が一方的に教えるのではなく、自分が作りたいものを形にしていく中で、困ったことや悩みがあれば一緒に考えてくれる場所。 学生というより、一人の作り手として尊重されながら、作品作りに没頭する姿がとても印象的でした。 そして、もう一つ心に残ったのは、素材づくりからものづくりに携われることです。(だからこそ、この学校を選ぶ人も多いのだそう。) テキスタイルを学ぶ友人は、学校にある大きなくるみの木から染料を採り、自分で糸を染めていました。 羊毛も、近所のおばあちゃんが洗ってくれたものを分けてもらい、自分の手で紡いで糸にしています。 素材を知り、その素材と向き合いながら作品を作る。 その姿勢はとても自然で、そして美しく感じられました。 私たちも数日間、その学校で羊毛を紡ぐ体験をさせてもらいました。 くるくると縮れた羊毛をカーディングして、ふわふわの綿のような状態に整える。 それを少しずつ撚りながら糸にし、カセにまとめ、お湯に浸し、乾かして、最後に玉巻きをする。 一本の糸ができあがるまでには、本当にたくさんの工程があります。 でも、そのひとつひとつの工程は、不思議なくらい心が満たされる時間でした。   日本に帰ってきてからも、完成した糸を眺めながらニヤニヤ。 「この糸で何を編もうかな」と考える時間も、幸せなひとときでした。   市販の糸よりもひつじの香りがしっかり残っていたからでしょうか。 猫たちが興味津々。 気付けば隙を見ては糸に顔をすりすりしています。 そんな姿を見て、「そうだ、この糸で猫たちのまくらを作ろう」と決めました。    ...

紡いだ糸で、猫への贈りもの

編み物が大好きな私たちですが、まだまだ知らない世界がたくさんあります。 普段は、思い浮かんだ形をパターンに頼らず自由に編み進めるのが好きで、セーターを作ったり、カーディガンを作ったり・・・心のままに作品づくりに夢中になってきました。 その一方で、糸を紡いだり、植物で染めたりと、素材づくりから始まる手仕事にはなかなか挑戦する機会は無く、なんとなく時間が過ぎていきました。でも実は、ずっとずっと憧れていたのです。   そんな中、思いがけず素敵な機会が訪れました。 先日スウェーデンを旅した際、友人が通うカペラゴーデンで、羊毛を糸にする体験をさせてもらったのです。 カペラゴーデンは、テキスタイルや木工、ガーデニング、ビルディングメンテナンスなど、暮らしにまつわるデザインを学ぶ学校です。 けれど、日本で思い浮かべる「学校」とは少し違いました。 先生が一方的に教えるのではなく、自分が作りたいものを形にしていく中で、困ったことや悩みがあれば一緒に考えてくれる場所。 学生というより、一人の作り手として尊重されながら、作品作りに没頭する姿がとても印象的でした。 そして、もう一つ心に残ったのは、素材づくりからものづくりに携われることです。(だからこそ、この学校を選ぶ人も多いのだそう。) テキスタイルを学ぶ友人は、学校にある大きなくるみの木から染料を採り、自分で糸を染めていました。 羊毛も、近所のおばあちゃんが洗ってくれたものを分けてもらい、自分の手で紡いで糸にしています。 素材を知り、その素材と向き合いながら作品を作る。 その姿勢はとても自然で、そして美しく感じられました。 私たちも数日間、その学校で羊毛を紡ぐ体験をさせてもらいました。 くるくると縮れた羊毛をカーディングして、ふわふわの綿のような状態に整える。 それを少しずつ撚りながら糸にし、カセにまとめ、お湯に浸し、乾かして、最後に玉巻きをする。 一本の糸ができあがるまでには、本当にたくさんの工程があります。 でも、そのひとつひとつの工程は、不思議なくらい心が満たされる時間でした。   日本に帰ってきてからも、完成した糸を眺めながらニヤニヤ。 「この糸で何を編もうかな」と考える時間も、幸せなひとときでした。   市販の糸よりもひつじの香りがしっかり残っていたからでしょうか。 猫たちが興味津々。 気付けば隙を見ては糸に顔をすりすりしています。 そんな姿を見て、「そうだ、この糸で猫たちのまくらを作ろう」と決めました。    ...

セーターをほどいて玉にする

セーターをほどいて玉にする

  「編んで、ほどいて、また編む。 」   一度編んだものをほどいて、新しい作品へ編みなおすことは、私にとって日常。 「今度こそ」と意気込んで編み始めても、思い描いていたものとは違う形に・・・なんてこともたくさんあります。でも、そのたびに新しい発見があって、「やっぱり、やってみないとわからないなあ」と思います。 そうして一日、また一日と編み続けているうちに、気づけば時間は静かに溶けていきます。   * *   暮らしの中には、試行錯誤を繰り返しながら少しずつ形にしていくことがたくさんあります。 編み物も、そのひとつです。 違うと思えばほどいて、また最初から編み直せる。 一本の糸に戻せるからこそ、お金をたくさんかけなくても、新しい挑戦を何度でも楽しめます。   ほどく瞬間は少しさみしい気持ちにもなりますが、それも編み物ならではの醍醐味。 「これで完成。」と思って編み終えた作品も、それで終わりではありません。   ほどいて、また編んで、さらに別の作品へ。   終わりだと思っていたものが、新しい始まりになる。この「やり直せる楽しさ」が、私はとても好きです。   * *   セーターをほどくときは、ほどきながらそのまま別のものを編んでしまうことも多いですが、次に編むものが決まっていないときはきれいに玉に戻します。 少し時間のかかる作業ですが、不思議と嫌いではありません。むしろ、瞑想をしているような感覚で、時々無性にやりたくなります。 頭の中がもやもやしているときに大掃除をしたくなる、あの感覚に少し似ているかもしれません。  ...

セーターをほどいて玉にする

  「編んで、ほどいて、また編む。 」   一度編んだものをほどいて、新しい作品へ編みなおすことは、私にとって日常。 「今度こそ」と意気込んで編み始めても、思い描いていたものとは違う形に・・・なんてこともたくさんあります。でも、そのたびに新しい発見があって、「やっぱり、やってみないとわからないなあ」と思います。 そうして一日、また一日と編み続けているうちに、気づけば時間は静かに溶けていきます。   * *   暮らしの中には、試行錯誤を繰り返しながら少しずつ形にしていくことがたくさんあります。 編み物も、そのひとつです。 違うと思えばほどいて、また最初から編み直せる。 一本の糸に戻せるからこそ、お金をたくさんかけなくても、新しい挑戦を何度でも楽しめます。   ほどく瞬間は少しさみしい気持ちにもなりますが、それも編み物ならではの醍醐味。 「これで完成。」と思って編み終えた作品も、それで終わりではありません。   ほどいて、また編んで、さらに別の作品へ。   終わりだと思っていたものが、新しい始まりになる。この「やり直せる楽しさ」が、私はとても好きです。   * *   セーターをほどくときは、ほどきながらそのまま別のものを編んでしまうことも多いですが、次に編むものが決まっていないときはきれいに玉に戻します。 少し時間のかかる作業ですが、不思議と嫌いではありません。むしろ、瞑想をしているような感覚で、時々無性にやりたくなります。 頭の中がもやもやしているときに大掃除をしたくなる、あの感覚に少し似ているかもしれません。  ...