私たちが、糸を作るまで。|murmurを作った理由
私たちが編み物に出会ったのは、
デンマーク留学中のこと。
街で見かけるニットや、
素敵だなと思うセーターを見ていると、
ウールとモヘアを引き揃えて編まれたものが
たくさんありました。
ウール1本で編むと、
どこか素朴で、手編みらしい雰囲気になる。
それももちろん好きなのですが、
そこにモヘアを1本加えるだけで、
一気にふわっとやわらかくなって、
なんだか洗練された雰囲気になる。

「糸を1本足すだけで、こんなに変わるんだ。」
その垢抜け感に、
すっかり感激してしまいました。
引き揃えるって、楽しい
それからというもの、
引き揃えの色を考えるのも楽しみのひとつになりました。
同じような色を重ねてもいいし、
少しだけ違う色を重ねて、
ニュアンスを足してもいい。
「こっちかな」
「いや、このモヘアを重ねたほうがかわいいかも」
毛糸屋さんで2本の糸を重ねて見比べては、
かわいい……と、
ため息をつきながら色を選びました。笑
組み合わせによって、全然違う表情になる。
引き揃えの可能性って、無限大!
とにかく、それが楽しかったのです。
2本の糸を1本で

2種類の糸を用意して、
2本の糸を一緒に持って編む。
慣れてしまえば、
なんてことないのですが、
最初はちょっとだけ、
「難しそう」に見えます。
このウールとモヘアの感じを、
最初から1本の糸にできたらいいのにな。
そうしたら、
もっと気軽に、
あのふわっとした編み地を楽しめる。
そんなところから生まれたのが、
HELLO, HYGGE LIFEのオリジナル毛糸
murmur(マーマー)です。
ささやくような糸
murmurには、
「ささやく」という意味があります。
繊細なウールと、
モヘアのやわらかな肌触り。
ふわふわとしているけれど、
どこか静かでやさしい。
糸を触ったときに感じた、
ささやくようなやさしさ。
そこから、
murmurと名付けました。
今、本当に着たいものを編むために
murmurに使っているウールは、
高級な服地にも使われる上質なもの。
ウールらしい風合いを残しながら、
カシミヤを思わせるような、なめらかなやわらかさがあります。
写真は、引き揃える前のウールだけの状態。
なめらかで、上品な糸です。
この糸で編むと、手編みならではのあたたかさがありながら、
お店で見つけた上質なセーターのような、
すっと洗練された雰囲気に仕上がります。
このウールに出会ったとき、
「これだ!!」と、ふたりで顔を見合わせたのを
今でもよく覚えています。
*
*
このウールで糸を作るなら、
色にも、とことんこだわりたい。
「手編みだから」ということではなく、
今、私たちが普段洋服を選ぶように、
自分たちのワードローブに、本当に加えたい色。
Long Rib Sleeve Raglan Cardigan by HELLO, HYGGE LIFE

One Skein Rib Beanie By HELLO, HYGGE LIFE
いつものデニムに合わせたり、
コートの中に着たり、
お気に入りの服と合わせたり。
そんな、今を生きる私たちが、
本当に着たいと思える色のニットが編める糸。
それを考えながら、
murmurの色を作っています。
セーターにも、小物にも
murmurは、
100g / 250m。
厚すぎず、
薄すぎず。
セーターにしたときにも、
さらりと着やすい太さです。
帽子を編んでも、スカーフを編んでも、ちょうど良い。
万能な糸だなあと感じています。
模様編みがくっきりと出るのも
好きなところ。

Diamond Aran Cardigan by HELLO, HYGGE LIFE
シンプルなメリヤス編みも、もちろん可愛い。

High Neck Sweater by HELLO, HYGGE LIFE
編んでみると、ふわっとした毛羽の中に、
とろみのあるウールを感じます。
素朴な糸も、上品な糸も、どちらも大好きですが、
murmurは、上品な糸。
やわらかく繊細で、
なんとも美しい、大人のウェアに仕上がります。
また、これは私個人の感想ですが、
モヘアが入っているものの、
私自身が編んだり着たりしている中では、
比較的毛羽が落ちにくいように感じています。
モヘアを編んでいるときに出ることのあるくしゃみも、
出にくいように感じています。
編んで、ほどいて、また編んで

自分たちの「好き」を詰め込んだ糸、murmurができてから、
ますます編み物が楽しくなりました。
murmurならではの、
モヘアのニュアンスを楽しめるパターンを考えては編み、
「やっぱりmurmur、かわいいなあ」と
にやにやする日々です。
そして、もともとは別の糸を指定して作ったパターンの中にも、
murmurで編めるものがいくつかあります。
販売ページには、murmurで編む場合の参考ゲージなども記載していますので、
よかったらチャレンジしてみてください。
murmurで編めるパターンはこちら
デンマークで、
ウールとモヘアを重ねながら、
「この組み合わせ、かわいいなあ」
と楽しんでいたところから始まった糸。
あのとき感じた、
引き揃える楽しさと、
ふわっと垢抜けるあの感じを、
もっと気軽に楽しめたら。
そして、
あのときのワクワクした気持ちを、
一緒に感じていただけたら嬉しいです。
murmur販売ページはこちら。