セーターをほどいて玉にする

セーターをほどいて玉にする

 

「編んで、ほどいて、また編む。 」

 

一度編んだものをほどいて、新しい作品へ編みなおすことは、私にとって日常。

「今度こそ」と意気込んで編み始めても、思い描いていたものとは違う形に・・・なんてこともたくさんあります。でも、そのたびに新しい発見があって、「やっぱり、やってみないとわからないなあ」と思います。

そうして一日、また一日と編み続けているうちに、気づけば時間は静かに溶けていきます。

 

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暮らしの中には、試行錯誤を繰り返しながら少しずつ形にしていくことがたくさんあります。

編み物も、そのひとつです。

違うと思えばほどいて、また最初から編み直せる。

一本の糸に戻せるからこそ、お金をたくさんかけなくても、新しい挑戦を何度でも楽しめます。

 

ほどく瞬間は少しさみしい気持ちにもなりますが、それも編み物ならではの醍醐味。

「これで完成。」と思って編み終えた作品も、それで終わりではありません。

 

ほどいて、また編んで、さらに別の作品へ。

 

終わりだと思っていたものが、新しい始まりになる。この「やり直せる楽しさ」が、私はとても好きです。

 

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セーターをほどくときは、ほどきながらそのまま別のものを編んでしまうことも多いですが、次に編むものが決まっていないときはきれいに玉に戻します。

少し時間のかかる作業ですが、不思議と嫌いではありません。むしろ、瞑想をしているような感覚で、時々無性にやりたくなります。

頭の中がもやもやしているときに大掃除をしたくなる、あの感覚に少し似ているかもしれません。

 

今日は、このセーターをほどいていきます。
試作として編んだ Pecan Pie Sweater の一着です。

 

ほどくときは、編んだときと反対の順番で進めていきます。

今回は、

袖 → 襟 → ボディ → 前身頃 → 後ろ身頃

の順にほどいていきます。

 



まずは袖口の糸端を探し、ゴム編み止めを一目ずつほどいていきます。

とじ針を使うと作業しやすく、おすすめです。

 

ほどいた糸は、そのままかせくり機へ巻き取っていきます。

このときは細かな繊維が舞いやすいので、窓を開けて換気しながら作業します。


糸が引っかかったら、無理に引っ張らず、少しずつ。

毛足同士が絡まっている場合は、リッパーなどで絡んだ毛足だけを少し切り離しながら進めると、糸を傷めにくくなります。

 

巻き終わったら、スチームアイロンを当てて糸のクセを伸ばします。

 

くるくると縮れていた糸が、湯気をあてるだけで少しずつまっすぐに戻っていく様子を見るのも、この作業の好きなところです。

(写真右側:スチーム後)

 

その後は、糸をやさしく玉巻きしていきます。

 

これを繰り返していくと……

 



セーター一着分が、たくさんの毛糸玉になりました。

ひとつの袋にまとめて、次の試作まで大切にしまっておきます。

 

さて、次は何を編もうか。

 

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