【基礎編】面白すぎるMBTIの世界へようこそ。自分の脳のエンジンを俯瞰してみよう。

   

今回は、人が持つ8種類の知覚機能の概要をお伝えします。
個人はこの全てを持っていますが、中でも上位4つに特に大きく影響されているため、このブログではすべて基本的にはこの4つに限って説明をします。

前回、パーソナリティタイプコード(「INFP」「ESTJ」など)を構成する4種類の選好(preference)についてお伝えしました。
これらは行動に表出するため、見えやすく理解もしやすいですが、知覚機能は外から見えず、本人にとっても一部無意識な部分なので、少し掴みにくい内容になります。ただ、ここからがMBTIの面白いところなので、ぜひ頑張って読み進めてみてください…!
※前回、前々回の内容を踏まえて読み進めることをお勧めします  

知覚機能の種類

まず、知覚機能には「情報収集のための知覚機能」と「意思決定のための知覚機能」の2種類あります。

これは英語では
「Perceiving Functions(情報収集のための機能)」
「Judging Functions(意思決定のための機能)」
と表現され、その人の選好が「適応型」か「計画型」(PerceivingかJudging)かにかかわらず、全ての人間が両方の知覚機能を持っています
。(でないと、情報収集をするだけで意思決定ができない人が、何の情報収集もせずに意思決定ばかりしている人ができてしまいます)

「Perceiving Functions(情報収集のための機能)」は「~すべき」「~してはならない」等の判断を伴わない純粋な情報収集や学習を行い、「Judging Functions(意思決定のための機能)」はその情報を基に判断や意思決定をします。


個人の上位4つの知覚機能の中には、「Perceiving Functions(情報収集のための機能)」と「Judging Functions(意思決定のための機能)」が2つずつ含まれます。

前回出てきた、iNtuition/Sensing(直観/五感)が「情報収集のための機能」、Thinking/Feeling(思考/感情)が
「意思決定のための機能」
です。

 

整理すると…⇓⇓⇓

働き 当てはまる機能
情報収集のための機能 ~すべき等の判断を伴わない純粋な情報収集や学習 iNtuition/Sensing(直観/五感)
意思決定のための機能 判断や意思決定 Thinking/Feeling(思考/感情)


また、知覚機能には「方向性」があり、「内の世界」「外の世界」どちらかを向いています。これは英語では「Introverted」「Extraverted」と表現され、その人が「内向型」か「外向型」かにかかわらず、全ての人間が両方の世界を向いた知覚機能を持っています。(でないと、外の世界で行動してばかりで一切の内省をしない人か、内の世界で内省してばかりで一向に行動しない人ができてしまいます)

先に挙げた4つの「機能」:iNtuition/Sensing(直観/五感)、Thinking/Feeling(思考/感情)それぞれに「方向性」があり、「方向性」と「機能」が組み合わさって、「Introverted iNtuition(内を向いた直観)」「Extraverted Thinking(外を向いた思考)」といった知覚機能に結実します。

よって、以下8種類の知覚機能が存在することになります。

内を向いた情報収集のための機能
Introverted Sensing
Introverted iNtuition
内を向いた意思決定のための機能
Introverted Thinking
Introverted Feeling
外を向いた情報収集のための機能
Extraverted Sensing
Extraverted iNtuition
外を向いた意思決定のための機能
Extraverted Thinking
Extraverted Feeling

 

上位4つの知覚機能の構成

人は、上記4マスの内から1機能ずつ、計4機能を上位4つの知覚機能として持っています
そして、誰しも五感と直観(Sensing/iNtuition)、思考と感情(Thinking/Feeling)の両側面を持っていることからも分かる通り、上下のマスからは二項の対機能が選ばれます

たとえば、左上のマスがIntroverted Sensingの人は必然的に左下のマスはExtraverted iNtuitionとなります。同じ人の右上のマスがIntroverted Thinkingだった場合、右下のマスはExtraverted Feelingとなります。

そして、この左側の上下2マスから選ばれる2機能同士と、右側の上下2マスから選ばれる2機能同士は、対になる機能で、片方が強ければ強い分、片方が弱くなります。足して100になるペアと考えると分かりやすいかも知れません。
上記の例で言うと、Introverted Sensingが非常に強い人(90だとしましょう)は、必然的にExtraverted iNtuitionが弱くなります(10)。同じ人のIntroverted ThinkingとExtraverted Feelingの力関係がそこまでの大差なく40:60だった場合、この人の上位4機能は①Introverted Sensing、②Extraverted Feeling、③Introverted Thinking、④Extraverted iNtuitionとなります。

対になる2機能同士の力関係

2機能が対になっており、片方が強ければ強い分、片方が弱くなる、とはどういうことでしょうか?
たとえば、上記の例で言うIntroverted SensingとExtraverted iNtuitionを例にとると、Introverted Sensingは「内を向いた」「五感型」、Extraverted iNtuitionは「外を向いた」「直観型」の知覚機能です。

前回の「五感型」「直観型」の説明を参照すると、各機能は以下のようになります。

Introverted Sensing<内を向いた・五感> Extraverted iNtuition<外を向いた・直観>
内の世界にある、五感やその他感覚(時間感覚、平衡感覚他)を使って確かめられる、信頼できる情報(what, how)を大切にします。 外の世界にある、直接五感等で確かめられない、物事や言動の背景を知りたがり、パターン認識に基づく推測や洞察(what if, why)を好みます。
自分の経験や記憶、自分より生きてきた/ある分野で経験を積んできた年数の長い年長者/専門家の知識や意見、社会のルールや常識、今までのやり方等を重んじます。 外の世界のあらゆるものの間にまだ見ぬパターンや関連性を見出そうとし、そのために物事や他者に普通と異なる形で働きかけたり、現実感のないブレストをしたり、或いは全く新しい冒険やチャレンジをしたりします。

Introverted Sensingが強ければ強いほど、その対極にあるExtraverted iNtuitionは必然的に弱くなり、発揮される機会が稀になることが分かるかと思います。

まとめると、人の脳は、大きな力の差がある対の2機能(1・4位)と、そこまで力の差がなく、ゆえに葛藤や矛盾する言動を生み出しやすい対の2機能(2・3位)に大きく影響されていることになります。

次回は、上位4つの知覚機能の構成や特徴についてお伝えします。

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